YZF-R1なスプロケット交換
なんと前後のスプロケットを交換しちゃうぜ!
まず、R1のチェーンは十個のリンクの感覚が150.1ミリ以上になると交換時期である。150.3mになったのでチェーン交換かぁ… そろそろスプロケットも交換時期。ということで、チェーンを交換するタイミングに合わせてスプロケも交換。YSPではチェーン、前後スプロケ交換で工賃9000円! 当然僕には払えないっす。自分でやるぜ!(しかし、かなり妥当な工賃であることに後に気がつく)
まず、年末でセールやっていたRSタイチにいってチェーンを交換してもらう(工賃2000円)。RKのナントカってチェーンにした(チェーンは17000円くらいかなぁ)。チェーンの交換には結構高額な専用工具が必要なので、これは店でやってもらったほうがいいっす。
今回交換するリヤスプロケットは スーパースプロックス ステルススプロケット! このSUPERSPROX STEALYHスプロケットは外周の歯の部分はスチール製で、中心はアルミニウムでできている。社外品によくあるジュラルミンの3倍の寿命があり、ノーマルと同じくらい持つみたいだ。(詳しくは”交換したパーツ”)
後輪を外す前に、スプロケットのナットを緩めとくといいらしい。後輪外してからだと緩めにくいんで。 |
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当然、後輪のアクスルナットも緩める(ちなみに締め付けトルクは130Nm) リヤブレーキキャリパーも緩めとく(ブレーキキャリパーマウントボルトは締め付けトルク40Nm) |
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で、後輪を上げる。ぼくは当然レーシングスタンド(7000円くらいぃ?)なんてぜいたく品を持ってるわけないので、パンタグラフとよくある油圧ジャッキの合わせ技。 スプロケ側は一般的な車に付属しているパンタグラフであげる |
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マフラー側はよくある油圧ジャッキ(これは1500円くらいのやつ)であげた。パンタグラフだとブレーキキャリパーが邪魔だった。傷がつかないようにジャッキのあたるとこには木とかゴムとか雑誌をはさむ。 写真に写っている小さいジャッキは、油圧ジャッキが万が一壊れたときのために使うってやつだけど、今回役に立ってなかった。 あと、ブレーキレバーに輪ゴムをかけて、フロントブレーキを利かせた。 |
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後輪があがったとこで、あらかじめ緩めておいたアクスルナットとか外して後輪外す。リヤブレーキのくっついていたブラケットを後ろに抜いて外せるので、そうすれば後輪をうまくずらしてスプロケからチェーンを外して、後輪を取り出せる。 チェーンは地面につくと汚れるんで、新聞とか広告をひいてその上に置いた。 |
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外した後輪。ブレーキディスクが曲がらないように、その辺にあったビールのケースにおいた。 ナット外してリヤスプロケットを外した。ゆるみ止めナットだったせいか、結構硬かった。 |
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新品と比べる。とりあえず歯が細くなっているようだ。 |
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ハブダンパー。これにガタがあるともう交換らしい。スプロケを軸方向に引っ張って簡単に外れるようだとヘタリはじめてる。雑誌「オートバイ」のカスタム虎の穴に書いてあった。 割と簡単に抜けたような気がしないでもないが、今回は目をつぶっておいた。 |
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ドリブンスプロケットを装着。やっぱりゴールドが目立って「俺はカスタムしてるぜ!」って感じでやだな。シルバーなら良かったのに。 ナットの締め付けトルクは69Nm |
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再び後輪をつけた。チェーンとのがたは皆無になっている。さすが新品。 次はフロントスプロケットだぜ |
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スプロケカバーと、シフトの棒?を外す |
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外すとドライブスプロケットが見えた。この辺はかなり油の混じった砂がたくさんあって汚れていた。 |
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このドライブスプロケットにはロックワッシャがついている。こいつの爪をマイナスドライバーで起こした。 そしていざこのナットを外そうとしたら、「こんな大きいの無理ダワ」とソケットが拒否。このナットは36ミリというでっかいやつなのだ。32ミリまでしかもっていなかったため、ここで中断。 近くのホームセンターに36ミリのソケットを探しに行ったが、おいてなくて、3店目でやっとあった。ソケットは2000円だったが、ラチェットがでかいタイプ(3/4インチ?)で、ラチェットハンドルがKTCのしかなくて12000円くらいしてたので断念… |
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で、後日インターネットで36ミリのソケットを購入。36までは1/2インチのやつであった。700円くらいかなぁ。 ストレートという店
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で、まわしてみた。ヘインズの整備書には、「後輪に木材をはさめ」と書いてあったので拾ってきた棒をはさんでみた。(はさまないとギヤが回ったり、クラッチが滑ったりした。一気にやればいけるらしいけど。) で、渾身の力でまわそうとしたが、びくともしなかった。キックして衝撃的に外したいところだが、ナットが薄いため、ソケットを深くかけられないのでそうすることもできなかった。 |
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こんな棒をラチェットに付けてやってみたけどダメでした。所詮塩化ビニールでしたから。もっとよくこすって硬くしないといけなかったのかな? |
で、結局ダメだったので、YSPに持っていってやってもらった。
店長「このR1どのくらい走ってるの?」
僕「94000キロくらいです。」
店長「はぁ? もーいっかい言ってみて」
僕「94000キロっす」
って感じだった。僕が緩められなかったナットはエアインパクトレンチでパパパと緩めた。でもスプロケがなかなか抜けなかったらしく、プーリー抜きを使っていた。工賃は4200円だった。たとえナットが緩んでも外せなかったんだな〜
前後スプロケ、チェーンが新しくなり、僕の元にはもうしばらく使うことのない36ミリのソケットがのこった。
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