WILD-1 オリジナルテント

トレックドーム2 

私はテントを探していました。もちろん激安で。そんななか出会ったたのがこのワイルドワンのトレックドーム22011年バージョン?)です!

私が始めて登山用品を買ったWILD-1水戸店(茨城県)、それから15年後?関西でまたWILD-1宝ヶ池店(京都)でWILD-1と再開したのです!

登山でキャンプすることになり、ブルジョワテントの筆頭であるエアライズ2なんかも考えていたのですが、9800円で重量1970グラム(ペグ、引き縄なし。込みで2270グラム)となかなか軽量。決め手はちゃんと7000系アルミポールだってことです。

店員さんの話によると、このテントは登山用で、スリーシーズン用。頻繁に使う人や、雪山に行くならエアライズの方が良いと思いますが、夏だけ少し使うくらいの方にはこちらでも良いという感じでした。日本アルプスに行く予定とも話しましたが、特に問題なさそうな感じでした。ま、多分問題ないと思います。
だめだったら急遽山小屋に入ります。

基本スペックこんな感じ。いい感じ。

サイズはエアライズ2と同じくらいではないでしょうかね。



はこから出してみました。ほぼ表記どおりのφ1641cm 袋は大きめになっていて、コンプレッションで締められます。テントをしまうときはきちんとたたんで入れると毎回同じところで折り目がついて防水が弱くなるので、ぐしゃぐしゃに入れたほうがいいらしいっすよ!
ちなみに、前のオレンジのバージョンよりも若干大きい表記になってます。コンプレッションのベルトがもう少し締められると嬉しかったが。



中身はこんな感じ。フツーです



室内で設営したところ。入り口はトレックライズっぽい? あけてもドアの布が床につかないのがいいなと思った。
ポールを入れるルートはつながってる袋があるので設営も楽です。安物テントは一体の袋でないのでめんどうでした。エアライズみたいに終端まで袋があるわけではないので、反対側の穴に手ではめてやる必要はありますけど。

2011年の最大の特徴? 入り口が二つあり、風が抜ける! フライもちゃんと入り口が二つになってます。全室は一つだけです。
前室にたくさんに乙を置いても反対側の出口から出られる利点もありますね。
僕はココが気に入りました。
ついでに、ドアの布を止めているわっかにひもを通して二つのドアで対角線上に張れば物干しひもになるかも。

じゃあ入室します

天井にはフックがあります。

少し珍しい小物入れ? 四隅に三角形のポケットつき
僕はこのタイプは初めてです。
ボトムの対水圧は2000で、前のオレンジバージョンの4000とは違ってるみたいです。フライは同じ2000です。生地はまあこんなものだろうという印象です。



フライをかぶせた。前のはエアライズの標準カラーみたいなオレンジでしたが、今回はエアライズのフォレストグリーンみたいなミドリです。全室側にTRECK DOME2と書いてあります。WILD-1とは書いてありませんでした。フライも本体もシームシーリングはしっかりされています。でも、エアライズでさえ別でシームコート(液体)が付属してるので、今回はそれも買いました(500円) ところでシームコートってテントの外側からつけるって知ってました? 10年前の僕は知らなかったなぁ〜 しかもこのタイプのダブルウォールテントの場合、フライにはつける必要なくて、本体のボトムの4隅とかにだけ使うって知ってました? 僕はアライテントのページを見てはじめて知りました。 もちろん以前の僕の主力テントには内側から全縫い目にシームコートかけました。フライにもね。

中身はこんな感じ。室内は縦200cm、横120cm、高さ100cm(外寸は250130105くらいか? 前のオレンジバージョンと変わりません。エアライズ2と同じくらいかな。
身長178の私の場合、頭や足がすりそうです。斜めにねればいいけど。

フライの入り口はマジックテープもついています。防水を目的としてるのでしょう。とりあえず閉めるくらいのときは便利かな。なかなかいいんじゃないですか?! エアライズはこんなのあったかな? 使ったのが昔すぎて思い出せません。

ポールの張り具合は穴の位置で調節できます。フライの張り具合もストラップで調整できる。フライはエアライズみたいにカチッとはめるタイプではない。

目ざとく重量を測定 全部で2266グラム ほぼ表記の2270グラムとおり



アルミペグ12本 171グラム 1本14グラムくらい これはエアライズの付属品とあまり変わらない。
プロモンテのマグネシウムペグは1本8グラム(441円)らしいっすよ!
袋入れると178グラム

7001T6処理のアルミポール。超々ジュラルミンです。エアライズみたいに金色でないのが残念。前のは金色でした。あの金色って何なんですかね? アルマイトで表面からの劣化を防ぐ目的なんでしょうかね。
454
グラム 袋入れると464グラム

フライ700グラム

本体677グラム フライの方が重いんですね。

71グラム

全部足しても同じ重さにならないのは誤差です。なにか測り間違えたのだろうか?



というわけで、まだ使ってません。今まで使っていたロゴスのツーリング用ヘッポコテントに比べると良いつくりです。ロゴスは7999円で1999年に購入し、自転車、バイクのツーリングで12年活躍しました。フライが小く前室が無かったのが特徴。その分2.3キロと軽量でした。
2011年。いまや7000系アルミポールのしっかりしたテントが9800円で買えるなんてすごいですね。大人になったらエアライズを買おうとか思ってましたが、プロレタリアートな僕にはエアライズへの道はまだ遠いようです。

このテントで日本アルプス登山に行く予定です。本当にエアライズ2を買おうと思っていたのですが、偶然行ったWILD-1に売っていたトレックドーム2にしました。実は前から目をつけていたのですが残念ながら売り切れで入荷予定も無いって言われれてあきらめていたのです。それがパワーアップ?して帰ってくるとは! エアライズ2よりは500グラム重いけど、価格は1/4。 すばらしいコストパフォーマンスです。このよさもいまいちパッとしないテントを長年使ってきたから感じられるのかもしれません。はやく山でゴアライズのおじさんに安さを自慢して「フッ、」とクールな笑いをとりたいですな



その後1

袋からポールを出して、たたみ方を少し変える方が小さくなる。この場合ポール以外の袋がφ16cm×30cm  (直径は円周から計算)



ポールがφ5cm×35cm 意外と小さくなった。他のテントと比べてもそんなに大きくはないかも?

僕は今まで実施してなかったのですが、テントのボトムの保護と防水、保温のためにグランドシートをテントのしたに敷くことがあるらしい。なのでブルーシートを切って使う。
薄手のブルーシートで178円で買ったやつ。カット後の重さは270グラムほどでした。一般的な厚さのブルーシートだともっと重いと思います。
ちなみに、100円ショップで売ってるやつだと小さすぎる。



その後2 登山で使用


購入の目的であった北アルプスの登山で使用してみました。

1日目 唐松頂上山荘のテント場で使用 標高2600メーターくらい
他にテントが見えないのは、ここのテント場が斜面に段々畑みたいに作られていて、その一番下のほうだったからです。奥に見える白いのは雪渓です。

2日目 天狗山荘のテント場で使用
他にテントが無いのはわれわれの準備が遅かったからです。寝るときは半袖半ズボンでオールシーシーズンの寝袋で、チャックは全部閉めて顔の出る部分も絞ってました。

登山を行った時期は8月上旬で、長野県の白馬村の八方尾根から唐松岳、天狗山荘、鑓温泉、下山という2泊3日です。夜に雨が降りましたが、特に水が入ってくることも無く、結露もたいしてしない感じで快適でした。
テント内で食事するときにたくさん湯気とか出ていましたが、結露はしませんでした。(フライは結露しますけど)



結露についてはおおむね良好と思います。朝起きるとボトムの黒い生地でサイドに上がっている部分に少し結露していました。通気性が無いからかな? 通気性のある(と思われる)白い部分はまったく結露していなかった。白い部分についているポケットも結露していないので中身はなんとも無かったです。当然フライシートの内側は結露しますが。
ちなみに寝てるときに蚊帳にはしないで寝てました。

自作グランドシート(ブルーシート)
ビニールシート(薄手)をボトムより少し小さくきり、強風で飛んで行ったりしないように角にゴムひもをつけてポールかペグに引っ掛けています。
切った部分は折り曲げて、ミシンで縫うという細かい芸を入れましたが、曲げた中に水が入ると乾きにくくなるので折り曲げて接着剤で固定がいいのかもしれない。
テントはボトムのはしが少しあがる感じになってるので、写真よりブルーシートは小さくていいかもしれない。雨が降ったけど、テントのボトムはほとんどぬれていませんでした。初めてこんなことしましたが結構効果的です。

テントの中身です。こんな糸くずは出てきますが、値段相応という感じで、僕は許せます。

フライについた雨。新しいので撥水がまだ効いています。フライから水が漏れるということは無かった感じです。

総合的に登山用テントとして申し分ないかなと思います。雨の中歩いて、その後テント泊、となったのですが、ぬれたザックを前室にやや強引において中身だけテントに入れるということもできました。そんな時、前室と逆の入り口から出入りできるのはなかなか便利です(靴は移動させないといけないが)
前室が短辺側についてますが、長辺側についてるほうが便利かなと思えるときもありました。プロモンテつかってる人はなんだか便利そうに見えました。まあ、テント場につくのが遅くて、残ってる場所が狭い所しかなかったので、今回はこの形状でよかったかな?
今回は2人で使用しましたが、荷物がたくさんあるとテント内で食事作るときなど(雨だったので))結構窮屈にも感じました。そこは慣れが必要?

登山開始時の僕のザックの重量は26キロでした。水を6リットルくらい持っていたというのもありますが、あんまり軽量化していない気もします。これから見るとトレックドーム2がエアライズ2より重い分もかわいいものですが、やっぱり軽いに越したことはない。



その後3 バイクツーリングで使用

バイクのツーリングでも使ってみました。8月で諏訪湖周辺。登山のときみたいに寒くないので、ボトム部分もまったく結露しませんでした。フライシートは結露したけど。テント内でご飯食べたからか?
特に大きな問題は無かったです。ココの地面がペグが打ちにくくて困ったけど。

テント内に色々入れているところ。二人用なのでソロツーリングなら余裕です。

前室の様子。普段ヘルメットは中に入れますが比較用に。靴は28センチです。



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