長年バイクに乗っていると、マフラー(チャンバー?エキゾーストパイプ?)にカーボンが堆積してきます。カーボンが溜まるとパワーが落ちてくるわけで、特に2ストロークエンジンでは50%位までパワーが落ちることもあるそうです。ショップでとってもらうと結構お金がかかるようですが、自分でできないこともないと思います。と言うことで、パワーの低下があるような気がする僕のNSRでもやってみることにしました。

はじめからエキパイを焼いてカーボンをとるつもりだったのですが、耐熱塗料を買いにN海部品に行った際に発見した「チャンバークリーナー」を使ってみることにしました。これなら焼いたり塗ったりしなくていいから楽だと思ったのですが…

 

まずはアンダーカウルなどをはずします。必ずエンジンが冷えてるときにやりましょう。そしてエキゾーストパイプをはずします。この時ゴチャゴチャしててはずしにくいので、僕はラジエーターのホースなどをはずしました。エキパイの内側には、1ミリくらいの厚さのべとべとしたカーボンが堆積しています。これが12年の重みなんですな?「クリーナーなんかでこれが取れるのか?」と不安になります。エキパイをはずした穴から、ピストンを見ることができます。触っておきましょう。ごみが入らないようにテープとかでふたをしときましょう。

次に、チャンバークリーナーの説明書に「グラスウール等の入っているノーマルチャンバーにわ使わないでください。」とあるので、先っちょのサイレンサー部分?をはずしてみました。するとサイレンサーから、2ストオイルみたいな黒い液体が出てきました。ガラスウールがオイルで湿っているようだと、消音効果はあまり望めないみたいです。

ここでチャンバークリナーの出番です。エキパイにチャンバークリーナーを噴射して、エキパイの穴をふさいで振って数分待ちます。それから溶剤をだして、エキパイに水を入れて洗い流します。中を見ると… あまり変わってません。効いてません。イヤーでもよくやったよチャンバークリナー! 期待したのがわるかったんだよ。

僕の場合はいい結果が得られなかったクリーナーですが、あんまりカーボンのたまってなバイクなら効果あるかもしれません。また、最近は2液混合で驚異的にカーボンを落とすクリーナーもあるそうです。ショップで聞いてみましょう。

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チャンバークリーナはあまり効かなかったので、やっぱり焼く事にしました。熱くなると触れないので、裏面も焼き易いようにブロックの上に置いておくとよいでしょう。

そして、バーナーで焼きます。僕は父がエアコン付けるときに使うガスバーナーを使用しました。ガスこんろ程度の炎ではあまり効かないそうです。エキパイが赤くなるまで焼きます。すると白い煙が出てきます。いかにも効いてるって感じですね! チャンバーの面積は結構広いので、結構時間もかかるし、ガスもなくなります。ガス缶は4本位あると安心ですね? また、パイプの中に直接炎をいれて焼いたりもしてみました。

焼きおわったら、地面に置いたり、手でぶら下げたりした状態でたたきます。プラスチックハンマーが良いと思いますが、木製のバットなど、へこませる心配のないもので叩きましょう。すると、さらさらと黒い物体が出てきました。これがカーボンですね。パイプの中に針金やブラシを入れてカーボンを落としたりもしました。エキパイはくねくねしてるので、うまく回してカーボンを取り出しましょう。

次に、表面の酸化した面や、焼けた塗装を落とします。いきなり紙やすりで削ると大変なので、先ずは真ちゅうブラシ(ホームセンターで100円位)で落としてから、仕上げみたいな感じでやすりをかけました。

そして塗装に入ります。耐熱塗料はホームセンターで、ストーブや煙突用の600℃まで耐える物を900円で買いました。「本来の用途以外で使うな」とありましたが、マフラーも煙突の知り合いのようなものなので大丈夫でしょう。シューと塗り、乾いてから2度塗りしました。

乾いたら元どうりに車体にくっつけます。ガスケットは交換すべきでしたが、前のをそのまま使いました。とりあえず焼き付かないようにモリブデングリスを塗っておきました。これでよかったんでしょうか? そして完成です。

走ってみると、7000回転からの加速がよくなり、パワーガ上がっているようです。「これが本来のNSRなのか?」といった感じです。

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