スーパーキャンピング2002 夏

~北海道は東北よりも北だった~

2002年の夏、サイクリング部キャンピング班の夏合宿が始まります。場所は試される大地「北海道」。普通は大洗からのフェリーを使いたかったけど、予約がいっぱいだったので八戸まで電車で行って、そこから苫小牧へのフェリーに乗ることになりました。

早朝、平砂に集合する男たちがいた。

「オレのリアサスと一眼レフは無敵っすよ!」

「やっぱ時代はリアサスだぜ!わっはっは!」

一年生の広瀬君。なつかしのTREK Y3で登場。ミノルタの一眼レフカメラ「Z3」(だったかなぁ)、更にシグマ光器の望遠レンズを装備。たくましい奴

大学院2年の中山はデジカメを装備。一眼レフは重いから置いてきた。お金優先でキャンピング班に参加。

 荒川沖に行ったら2年の小梢君がいた。

「昨日、別でいくっていってなかった?」

「準備が間に合わなかったんですよ わたなべさん?」

輪行をすませる。

「おれ、18切符買ってこなきゃ」

「こんな早く売ってるのかなぁ~?」

 「ありゃ~ しまってるよ!」

「僕の18切符売ってあげるよ。15000円」

 「まじっすか~? すいませ~ん」

ちゃんと売ってもらえた 

18切符ください」

で電車に乗りこもうとしたら

「これ、ハンドル飛び出てたらダメだよ。はずして。」

と駅員に注意された。

「え? えーと ビニール袋に入れればイイですか?」

ナントか切り抜けた

 僕たちは電車に揺られてゴトンゴトン。ここは福島?

「あ~ しんどいよ、わたなべさん?」

「おれ、昼のためにゴハン持ってきたっすよ!」

「オカズは?」

「ザーサイです」

 夕方、青森県の八戸に到着。てきぱきと自転車を君立てる廣瀬くん。小梢など問題ではない。

 「えっ?」

 八戸港へ向かう。

「え~と 北があっちで、こっち行けばイイんじゃないですか?」

「違うよ。太陽があっちに沈んでるじゃないか!」

頼りにならない小梢君。中山先輩が地図を持ってなかったらたどり着けなかったであろう。

「小梢さん ダメっすね」

 八戸港についたら、楠田さんがいた。

「三枝さん 病院行ってるんです」

三枝(さえぐさ)さんは、前ランでひざが痛くなって病院に行ったのでした。

そこにTAXIで三枝さん登場

「お医者さんに、自分の娘だったらツーリングに行かせないっていわれました。」

それでもいくらしい。

 

 なつかしのシフトレバーがあった。僕が小学生のころはこれだったね。シマノはこのギヤでSIS(シマノインデックシステム)を開発したんです。

 これから乗りこむVEGA号。出港一時間前になっても若松さんと村田君は来ない。

「やばいすかね?」

 出向40分くらい前に若松さんと村田君到着。

「思ったより遠くてさ~」

「早く輪行しないと」

「ヤバイいっすよ~」

 「エーと、こうか?」

久々の輪行のエリートライダーのMURATAさん。若松さんの方が速かった。

 まにあった。

 出港。さらば本州

 甲板に出てみた。風が強くて寒い

「寒い~」

「写メール!ふんっ!」

「ぐへへ いいのがとれた!」

 「やっぱりカメラは富士だぜ!」

 寝る。明日の6時か5時に苫小牧に到着予定。北海道入りです。

つぎ行ってみよう

次回 「北海道上陸!待ち受ける小西とエキノコックス」